こんにちは!
クリエイティブチーム、ディレクターの藤本です。
「転職はしたいけど新しい業界へキャリアチェンジするのは心配・・・」そんなふうに考えている方は多いのではないでしょうか?
そこで今回、後藤ブランドの社員はどのようにしてキャリアチェンジをしてきたか、取締役の後藤江美理も参加し、以下のメンバーで対談を行いました!
こんにちは!
クリエイティブチーム、ディレクターの藤本です。
「転職はしたいけど新しい業界へキャリアチェンジするのは心配・・・」そんなふうに考えている方は多いのではないでしょうか?
そこで今回、後藤ブランドの社員はどのようにしてキャリアチェンジをしてきたか、取締役の後藤江美理も参加し、以下のメンバーで対談を行いました!
・取締役 後藤 江美理
・総務経理人事チーム マネージャーの大和田
・クリエイティブチーム ディレクターの河上
それでは早速いってみましょう!
後藤 江美理(以下、江美理):では、私から話しますね。
以前はアパレルの店長や、車関連の経理をやってきました。
その後、代表の後藤晴伸と共に後藤ブランドを設立する際、設立当初は経理などバックヤードにあたる部分を担当していたのですが、そこからあれよあれよとクリエイティブの仕事が増えていった経緯があります。
ーなぜ、経理からクリエイティブの仕事をするようになったんですか?
江美理:当時、後藤ブランドには制作関連を行う部署は無かったのですが、事業内容を拡大していくという構想がありましたので、制作案件も受託できるよう「クリエイティブ」部署を新設しました。
総務や経理を長年やってきた私ですが、趣味でIllustratorやPhotoshopなどを使用してステッカーなど物を作ることが好きだったので、それを活かして、クリエイティブの仕事を積極的に請けるようになりました。
ーなるほど、事業内容を拡大していくため、まずは自分の特技を活かしてキャリアチェンジをしたわけですね!
大和田:私の場合、新卒でアパレル販売の仕事に携わり1年、その後営業アシスタントができるアパレル会社に転職し、そこでは5年程勤めました。
結婚をきっかけに一度仕事を辞めて、復帰する際にアパレルをもう一度やろうかと思ったのですが、当時ファストファッション以外のアパレル企業は苦戦していた時代でもあったので、今後長く仕事を続けていくことを考えて、盛り上がっているWeb業界で働こうと思い媒体社(※1)に転職、そこでは営業事務を5年間勤務しました。
その後、勤めていた会社がIPO(※2)をする流れで、働き方が合わなくなってきたので退職し、その後後藤ブランドに入社しました。
最初は営業アシスタントとして入ったので、転職の際に大きくキャリアチェンジをしたわけではありませんが、そこから半年後に江美理さんからお声がけいただき、総務経理人事にキャリアチェンジをした流れになります。
※1 媒体社・・・雑誌やWebサイトなどの媒体(メディア)を提供する会社の事。
※2 IPO・・・はじめて株式を取引所に上場すること
―前職の仕事が今に役に立っていることはありますか?
大和田:前職では、営業事務といっても色々な仕事をやらせてもらっていました。
他の部署の人と連携して仕事をしたり、IPO準備にも少し関わらせてもらったり、色々な仕事をこなす中で、会社全体の流れを見る機会もありました。
IPO申請って、普段の業務フローを書いて出さないといけなかったりもするので、皆に業務フローのヒヤリングをしてそれを図に起こしたり、その経験は今の仕事でも役立っていると思いますね。
河上:私は子供の頃からずっとお洋服の仕事をしたくて、服飾の専門学校を卒業してから、映画やドラマ衣装のスタイリストアシスタントを5年以上勤めていました。
そこがとにかくすごく忙しくて。(笑)
あっという間に時間が過ぎていて気がついたら独り立ちするところまでいって、自分1人でドラマのお仕事をした時に自分の好きな世界と仕事が結びつかなくなり、1回目の転職をしました。
その次は子供服のプレスで広報として働きました。
私の働いていたところは未就学児のジュニアサイズを取り扱う会社で、週末に撮影会をしたり、雑誌撮影の同行やプレス発進のコーディネートをしていたのですが、IllustratorやPhotoshopはその頃から仕事で使っていたので、そこは今の仕事にも活きているかなと思います。
2回目の転職を考えたのは、「お洋服は好きだけど、ずっと同じブランドに愛を持って働けるか?」というところに疑問がでてきて・・・。
ブランドはデザイナーが変わったりもするので、その商材に対して愛をもっていないと気持ちが持たないし、他のブランドに変わっても同じ悩みは付いて回ると思いました。
では今の自分には何ができるのか?と考えた時、やったことがないことにチャレンジしてみたくて、転職エージェントに相談しながら自分にあった働き方を探しました。
就職先を探している中で、名前にインパクトがあったことで「後藤ブランド」に興味を持ちました。まだ人数は少なかったものの、業績も伸びていて、凄く可能性を感じました。
Webマーケティングはこれから必要なものだし、自分にもプラスになると感じ、アシスタント的な動きは以前からしていたので自分の経験を活かせるのかなと思い、初めは営業アシスタントとして応募しました。その後、江美理さんからお声がけいただいたことで、クリエイティブの部署に移動した流れになります。
―もともとは営業アシスタントとして入社されたんですね!
江美理:とにかく専門用語が飛び交っている業界なので、社長の話すことを一語一句逃さず、全てメモを取るなど、一生懸命食らいついていこうとしたことは覚えていますね。
今まで在籍していた業界がB to Cで個人向けサービスだったので、この広告業界のB to Bで法人向けに対応することに慣れてない・・・、これは出来ないとマズいと思って努力しました。
そんな大変なことを克服して今に至りますが、結果、頑張って乗り越えて本当に良かったなと思っています。
大和田:私も専門用語は本当に分からなかったです。
パソコンを使ったことも、あまりなかったので・・・。
河上:入社当初はみんな不安ですよね。
本当にできるのかな?というところから、実際に入っても分からないことだらけで・・・。
打ち合わせの場で、初めは用語がわからず「なんて言った?」みたいなことは多々ありました。(笑)
そういう時はメモだけしておいて、打ち合わせが終わった後に自分で調べるなどして覚えていましたね。
救われたのは、社内で勉強会をしていたので、そこで一通りの用語など勉強をすることができたことです!
独学で勉強しなければならない環境ではなかったことが、良かったなと思います。
自分で調べることはもちろん大切だし、つねに全部教えてもらう姿勢はよくないとは思いますが、本当に正しい意味なのか、自分で調べたり、ネットだけで知るのは限界がありました。
そういうところを、長く携わっている社長に直接質問できたり、相談できるのは良いですよね。
―定期的に勉強会や社長の動画を見て学べる機会もあるので、常に勉強できる環境があることは良いですね!
河上:もちろん、自分に成長意欲があるからこそ、社長の元で勉強できるっていうところはベースにあるかもしれないですね。
江美理:あとは、それぞれのチームでミーティングを定期的に実施しているので、皆がいる中では聞きづらいことでも個々のチーム内のミーティングでその部分を聞いて解決できる時間があるのは良いことだよね。
大和田:後藤ブランドに入社した際に、会社の仕事内容が良いなと感じました。
前職が媒体の会社だったので、自社の媒体の枠を売る仕事だったのですが、一つの媒体でできることに限界があったので、そういった意味で後藤ブランドでは色んな媒体があって色んな提案ができるのは強いなと思っていました。
そこで働くことで、自分にとっても色んな媒体の知識が身についたり、視野が広がることがあったなと思います。
江美理:大和田さんの場合は、総務経理人事チームに移動になってから全体を海のように見渡せるようになったのかなと見ていて感じます。
大和田:私の性格上、全体を見て仕事をしたいということが前提にあるので、今の部署は自分の性格と合っているかなと思いました。
もともと後藤ブランドに転職した際は、色んな勉強ができて媒体の知識も入れたいと思っていたので、そういった意味では、経理総務人事に新しく挑戦したことで勉強できることはたくさんあったし、自分の知識やスキルはより上がったかなと思います。
河上:私も以前より圧倒的にできることが広がりました。
結果として、営業アシスタントよりクリエイティブのほうが自分は向いているかなと思います。
江美理:河上さんの場合、営業アシスタントで入社してもらいましたが、クリエイティブに移動してもらったことで更に幅が広がって良かったんじゃないかな。
河上:そうですね。前のプレスの仕事とは予算の部分の考え方が大きく違うと思います。今は立場も変わって提案する側になったので、色々な規模の違うクライアントの予算を考えながら、予算内の施策や、更に予算を上回る施策の提案も考えることもできるので、対応領域の幅が広がりました。
あとはお金の計算を頭の中で考えるのが早くなりましたね。
江美理:この仕事の場合、提案によっては予算枠を広げる施策ができるということだよね。
私も以前はお金に無頓着だったけど、この仕事をするようになって大体の工数が把握できて、計算していくことによってお金の認識は植え付けられたかな。
あとはキャリアチェンジしてクリエイティブのことを事業部(チーム)としてやれるようになったり、クリエイティブディレクターとして自分の経験値も上がれば実績も付いたと思います。
設立当時は、社長とほぼマンツーマンでやっている状態でクリエイティブについては目標や目的が明確ではなかったんだけど、社長から「江美理に実績が加われば凄いキャリアになる。」とずっと言われていたんです。
その時はあまりピンとこなかったけど、案件をこなしていくことによって実績がついて自分に信用が生まれて、案件がうまく受注できるようになって、こうやってキャリアを積んでいくんだという実感を感じました。
社長にその時に言われていなかったら諦めていたかもしれないですね。
江美理:初めて受注したときは当たり前なのですが、納品することを重視していました。
クリエイティブは受注してから納品までの期間があるので、初めはクライアントとの関係が崩れたらどうしようなどの不安があったので、いかにクライアントとの距離感を保ちつつ、自分のモチベーションを下げずに納品するかといったことを大事にしていました。
良い関係の保ち方などは案件を通じて学んでいった感じです。
大和田:私の場合、分からないことはちゃんと聞く。聞く時もまずは自分で考えてから質問するように気をつけていました。
何でそう思ったかを相手に伝わるように聞くことで、理由を付けて理解するようにしていました。
河上:私も大和田さんと同じです!未経験者って分からないことだらけで、教えてもらう人の手を煩わせるのが前提だと思うので、少しでも負担が軽くなるように、なるべく選択肢を何個か考えておいて、相手が答えやすい方法にして聞いていました。
江美理:そうなんだ!なら、私はもしかしたらみんなと少し違うかもしれない。
いつも心構えとして「ロッテリア方式」というのを大事にしているんだよね。
一同:ロッテリア方式???
江美理:今は変わってしまったかもしれないが、ロッテリアではメニュー以外のオーダーがあっても基本Yesマンでオーダー通りにする決まりがあるっていう話を聞いて、ロッテリア最高だなと思って、私も声をかけてもらった仕事に関しては、全てYesマンでいる気持ちでここまで来ました。
やって欲しい人がいる限りやってあげたいという気持ちがあるので、Noマンにはなりたくなかった私はキャリアチェンジした際にいつでもYesマンでいようと心がけているかな。
河上:例えばできないことでも、別の方法でできる方向で考えるようにしたり、どうしたら相手の要望に一番近い方法で考える姿勢としては大事ですよね。
―まずは江美理さんに聞きたいのですが、河上さん・大和田さんの部署変更の際はどういった基準で選んだのでしょうか?
江美理:河上さんの場合、Webマーケティングチームのアシスタントで入社したのですが、クリエイティブ案件の引き合いが多くクリエイティブチームを強化しようと思っていた時、以前子供服の広報でIllustratorとPhotoshopを使用していたということを聞き、クリエイティブディレクターへ転身し、遺憾なくその実力を発揮してもらおうと思いました。
結果、私のお見立て的中でした!
大和田さんの場合もWebマーケティングチームのアシスタントで内定出しましたが、入社初日にアルバイトのシフト作成を依頼したところ、その日のうちにそつなく行うことが出来て、出来上がりも完璧で、包括的に業務を行える人だと思っていたので総務経理人事チームへ部署移動してもらいました。
その頃からマネージャーとしてのキャリアプランを話していたので、今では実現しています。
―それぞれ、部署変更になった際にすぐ対応できましたか?
河上:私の場合、広告の入稿作業をしながら、バナー制作を始め徐々にクリエイティブの出来る範囲を増やしていった感じだったので問題なくできましたね。
江美理:河上さんは容量が良かったと思います。
私のIllustrator作業中の案件をスライドしてパッと教えるだけで、自分で考え調べ自発的な行動もあれば、受け入れる側として感度が高いという印象がありました。
今思うと、あまり確認作業をしたことがなかったので、信頼関係があったのかなと思います。
一緒に提案に同席したりしてもらって、徐々に担当引き継いでも、上手くこなしていましたね。
大和田:私は、営業アシスタントを入社してから半年やっていたのが良かったと思っています。
なんとなく管理画面の仕組みを理解していたので、経理側で確認する際にも役に立ちました。あとは、前の会社でも請求書の作成はしていて、後藤ブランドはベースの仕組みが出来上がっていたので、割とすっと入れた感じがありますね。
河上:江美理さんには会社としての報酬をきちんと受け取っていかないといけないという意識的な部分を教えてもらいました。
制作をしていく中で、お値引きして欲しい、無償でやって欲しい、と言われる時もあり、どうアンサーをするのが的確か、会社としてどう答えるべきか個人では判断できないので、都度江美理さんに確認していました。
そのおかげで私の中で今でも根付いている部分かと思います。
江美理:私も、もともと出来ていた訳ではなく、会社の報酬(利益)を深く考えると、クリエイティブディレクターとしてどう価値を付け提案していくのかが重要だなと、河上さんとよく話していましたね。
大和田:新しいことにチャレンジしたいのであればその気持ちを大事にして面接でアピールして欲しいなと思います。
江美理:私からのアドバイスとしてはまず経験値を振り返り、自分にどんなバックボーンがあるかを考え、少しでも「あるな!」と思うことです。
「ないな!」と自分で芽を摘まないということですね。
例えば、少しかじったことのある職種や、知識がある分野にチェンジしたり、あとは適材適所で部署移動を活発におこなっている会社に入るのも良いかもしれません。
大和田:自分がこれまでやってきたことを今後どう活かせるかという共通点を探すことが重要ですかね。
今までの経験値やスキルの一部を活かせるなど、これまでの経験を活かした形でステップアップしていく方が良いのかも。
キャリアチェンジっていうと全く新しい業界ってイメージがあるかと思うんですが、今までの経験って、活かせる部分は必ずどこかであると思うので、「自分は何が活かせるか」を考えるのが良いかもしれないです。
江美理:あとは他者の意見を聞くのも大事ですね。
私の場合、河上さんと大和田さんをキャリアチェンジさせた側でもあるので言えるのですが、経験値や実力を上手くアウトプットできる人だとキャリアチェンジの道があるなと思います。
難しいけど、発掘してもらいやすい人だとチェンジ後のキャリアアップもあるかな。
あとは自分の特徴を親や友達とかに聞いてみてもらうと自分が思っているものと違うものがあるかもしれないですね。
河上:心構えとして、キャリアチェンジしたいのであれば自分がキャリアチェンジした先でどう頑張るか目標を決めておかないとですね。
入ってから私未経験なので教えてください!って人よりとにかく食らいつく感じの気持ちでないと自発的な行動が生まれないと思います。
自分でやるんだ!って気持ちがないと教えてくれる人にも負担がかかるし、自分も成長が遅いと思うので何となくではなくそこの部分はしっかり持った前提で仕事を覚えていくのが良いですね。
江美理:よく面接ではキャリアチェンジしたいという自分本位の志望動機の説明だけで終わる人が多いのですが、入った先でどのように貢献できるかが実は重要で、食らいついていく姿勢や周りとの調和を考えている人はキャリアチェンジしても社風や波長が合い、同じベクトルで取り組めるのでうまくいくんじゃないかな。
企業に入ってどう挑んでいくかっていう部分を自分の中でまとめておくのも堅実かと思います。
河上:正直、動機は何でも良いと思います。
ただ入った後、どれだけ頑張れるか、やりはじめて具体化することもあるかと思うのでどんどんチャレンジしてみて欲しいです。
いかがでしたでしょうか?
少しでもキャリアチェンジをお考えの方の参考になれば嬉しいです。
その他、後藤ブランドのことがよくわかる、各部署の対談も行っていますので、興味のある方は覗いてみてくださいね!